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  Milano Salone 2005 ミラノサローネレポート2

ミラノサローネ(正式名称“Salone Internazional del Mobile”)は、今年で44回目を迎える世界最大級の国際家具見本市です。
今回は「verysohoサローネ特集」2回目。
いよいよミラノ市街会場、FUORI(フオーリ)まで足を伸ばします!
有名ブランドショールームから、日本企業のサローネ出展の様子まで、家具デザインのトレンドをたっぷりレポートしています。

サローネとは?
サローネとは?

FUORI(ミラノ市街の展示)
FUORI(ミラノ市街の展示)
デザインプラザの夜
デザインプラザの夜
Satellite(個人デザイナー展)
Satellite(個人デザイナー展)
サローネとは?
会場は、FIERA(フィエラ)と呼ばれる見本市会場と、FUORI(フオーリ)と呼ばれる市内インテリアショップ/ギャラリーの2つに分かれます。(写真をクリックすると別ウィンドウに拡大表示します。)

FIERA フィエラ会場の全体地図 世界の有名ブランドが一堂に会するフィエラ20号館 若手の先鋭デザイナーが出展するサテリテ
飛行機で乗り合わせた家具関連の方に教えてもらったサローネの通説は、「初日は20号館へ走れ」。FIERA(フィエラ)会場の20号館には世界の有名家具ブランドが集結し、そこを回るだけでも今年のトレンドがわかります。他にも「サテリテ」と呼ばれる先鋭若手デザイナーが展示を行う館など、全部で30近くの建物があります。


FUORI 街の至る所で手に入れられるINTRNIの無料小冊子 ミラノの街の展示案内地図 市内会場(フオーリ)の一風景
FUORIとは、イタリア語で「外側」という意味だそうです。FIERA以外の会場ということでしょうか。
FUORIはFIERAと同じくらいかそれ以上に活気を見せ、市内のインテリアショップやギャラリー正面には、サローネに参加していることを現すINTERNIと書かれた真っ赤な旗が立っています。一本の道でこの旗を目にしないことはないくらい、数多くのショップが展示を行っていました。
FUORI(ミラノ市街の展示)
ここでは、FUORIの展示をピックアップしてご紹介します。(写真をクリックすると別ウィンドウに拡大表示します。)

da doriade da doriade

1968年、イタリア・ピアチェンツァで設立されたモダン家具の代表的メーカー。前衛的なデザインが世界中で高い評価を得ている。

ミラノのメイン通りの一つ、マンゾーニ通りに面したショーウィンドウには、深澤直人の巨大なクッション “ISHI”(石)が展示。“Naoto Fukasawa”と大々的に表示されていて、ここでも活躍ぶりが見られた。
部屋ごとに鮮やかな色の壁紙が貼られた空間を通り抜けると、プリーツ状の革生地に覆われた吉岡徳仁の新作チェアーが展示されていて、とても印象的だった。


B&B ITALIA B&B ITALIA

1966 年にイタリア・ノベドラーデに設立された、モダン家具を代表するトップメーカー。そのクオリティと技術力は世界的に評価されていて、インテリア業界での影響は大きくサローネでは欠かせない存在。

人だかりができるほど賑わっていたエントランスを抜けて奥へ進むと、“shelf/x”という収納や卵形のオブジェなどが展示されていた。デザイナーは、やはり深澤直人。今年は各所で彼の活躍が目立っていた。
“shelf/x”と一緒に展示されていたのは、ora ITOという若手デザイナーの”FLY”という曲線が美しいチェアー。ほかにも、マルセル・ワンダース作の「カップルズ」というクッションが天井から吊るされていたり、ダイナミックな演出が楽しかった。


Cassina Cassina

1927年にチェーザレ・カッシーナと兄のウンベルト・カッシーナがCassina S.p.Aとして正式に創業。マジストレッティ、ベリーニ、スタルクなど、世界的デザイナーとのパートナーシップにより、イタリアモダンファニチュアの頂点といえる製品を生み出し続けている。

通りに面したショーウィンドウには、ゆるやかな曲線のソファーやラウンジチェアーが展示されていて、エレガントな雰囲気を漂わせていた。ハンス・ウェッツスタイン作のチェアーは、森の中に並べられているような展示演出をされていた。これは樹脂と革張りタイプが展示されていたが、素材が違うと受ける印象も全く違う面白さがあった。


Marni Marni

日本でいち早く「木材の曲げ技術」を確立した木製洋家具を得意とするメーカー。

今年は日本企業の進出がとても目立ったが、75年もの歴史を持つ広島の家具メーカー「マルニ木工」も、「next marni」というプロジェクト名でサローネ出展に乗り出した。これは、日本文化へのメッセージとしての小椅子のデザインを、有名なデザイナー11人+コンペで勝ち残ったデザイナー1人の合計12人に依頼し、商品化するプロジェクト。12脚のチェアーを天井から吊るす展示演出も印象的で、実際に座るスペースもあり、会場も賑わっていた。


デザインプラザの夜

4月14日、私たち一行はある方のご懇意によって、デザインプラザというFUORIの一会場で行われる 夕食会に参加することができました。
デザインプラザの建物入り口でタクシーを降りると、いきなり現れたのは、なんと真っ白なトランクスたち。 洗濯物を干すように連続して吊るされていて、まるで入り口まで誘導してくれているような感じでした。(笑)

デザインプラザの夜

夕食会までには時間があったので、家具から小物まで様々なデザイナーによる展示を見ることに。
その中には、イタリアのインテリア業界でもとても有名な喜多俊之氏の作品もありました。
喜多氏の作品はコートかけほどの高さがあるハンガーなのですが、洋服をかけるとまるで人が服を着ているように見えるデザインでとてもユニーク。

デザインプラザの夜

ほかにも、広いパティオではバスタブがポツンポツンと展示してありましたが、オープンエアに置かれているという非日常的な光景が非常に印象的でした。

パティオから見上げた四角い空に月が浮かぶ頃になると、「さすがミラノ!」というイベントが。
突如音楽が鳴り始めたかと思うと、バスタブが並ぶパティオ中央の通路に水着を着たモデル女性が次々と現れ、私たちの目の前でポーズを取ってはスッと去っていく・・・。
浴槽展示に訪れる人を巻き込む趣向を凝らした演出に、心から楽しんだミラノの夜でした。

デザインプラザの夜
Satellite(個人デザイナー展)
ここでは、新鋭の若手デザイナーの出展が目立つ、FIERA9号館の「サテリテ」の様子をお伝えします。
(写真をクリックすると別ウィンドウに拡大表示します。)

da doriade

サテリテ1Fでは、ビサーザのモザイクに彩られたMINIが展示。1台につき30000個以上ものモザイクが使用されているそうで、花柄やチェック柄などアートになった車に注目が集まっていた。

若手デザイナーが多く集まるブースで、トランスアルペンは、まるで一筆書きのように、板を切断することなくつなぎ合わせた作品を展示。大きな四角いフレームの中には、板で成形された「椅子」や「書棚」や「照明」があり、あたかも一つの部屋のよう。薄い板の中には光源が仕込まれていたりと、コンセプトがとにかく面白かった。

“ototo by TOTO”(TOTOの弟分)というユニークな名前でTOTOも出展。10人のハウスデザイナーがそれぞれ作品を出品するというプロジェクトで、シートを取ると浴槽になるカウチソファーや、正方形のフェルトをめくることによって高さを調整できるチェアーなど、発想の斬新さに目を奪われた。

Satellite(個人デザイナー展)1 Satellite(個人デザイナー展)2 Satellite(個人デザイナー展)3 Satellite(個人デザイナー展)4 Satellite(個人デザイナー展)5 Satellite(個人デザイナー展)6


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