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ミラノサローネ奮闘記 Part1

昨年はレポートだけに終わったミラノサローネ。
今回はなんと出展しました。さらにverysohoからもスタッフの一員として参加してきました。

verysohoでは2回にわたりミラノサローネでのスタッフのレポートをお伝えします。

今回は、華やかな展示会を成功させるため、スタッフが知恵を搾り、さらに体力を使った準備の様子をお伝えします。

Milano Salone Collection 2006

普段は撮影スタジオに使われるデイライト会場

会場はDaylight(デイライト=日の光)

私たちは、今回初めてイタリア ミラノで開催された世界最大規模の国際家具見本市のミラノサローネに出展しました。

会場探しも大変でしたが、何とかトルトナ地区の普段は写真撮影で使用されるスタジオを会場に選びました。

その名もDaylight(デイライト=日の光)です。

トルトナ地区は、通常展示会が行われる展示会場ではなく、ミラノ市街にあるデザイン発信地と言われる地区です。約800m四方に囲まれた市街地下鉄のポルタ・ジェノバ駅近くの地区を言います。

地区内には多くの写真スタジオ、モデル会社、またデザインスタジオが多くあります。サローネが行われる4月初旬の期間以外にはファッションショーが行われることも多々あります。イベントがない普段は人通りも少なく閑静な雰囲気です。


テーマは「素」

ミラノサローネはデザインの祭典です。世界各国のよりすぐりのデザインの商品が発表されます。ですから、通常の展示会のように商品を主役にするだけで人々の心に残ることは大変難しい事です。

そこで、私たちの新製品だけでなくそれを演出する「空間」にこだわりました。「空間」と「製品」を一緒に見ていただいて人々の心に残りたいと考えました。

テーマは「素」です。私たちは日本の企業として「日本たるもの」を表現する手段として華美なものではなく「素」にこだわり空間づくりを行いました。

私たちのコンセプトをリビング・デザイナーの小泉 誠氏にお話しし空間デザインから実際の会場作り(設営)まで多大にお力をいただきました。

華美なものではなく「素」にこだわった空間づくり

ただひたすらダンボール箱を組み立てる無言の4時間

ダンボール

今回「素」を表現するために会場の空間作りに使用したのは「ダンボール箱」です。ダンボール箱を多量に組み立て積み上げて展示商品の各シーンを仕切るための「壁」を作りました。

まずは箱作りからはじめます。作り方は箱を組み立ててテープで留めるだけ。。。一見簡単にそうに思える「箱づくり」ですがなかなかコツがいります。箱の蓋を閉じたときにずれないようにするのは至難の業です。二人一組で組み立てていきます。

最初は子供のころに戻ったようにみな笑いながら組み立てていますが、10分も経つと目の前の組み立て前のダンボール箱の山が非常に恨めしく思えてきます。作っても作っても先が見えてきません。この作業を無言のまま4時間は続けました。

ある程度出来上がった箱の数がまとまってくると箱作り組の作業と同時並行で空間を作る施工部隊の登場です。

箱を作っていた私は周りを見る余裕もありませんでしたが何か自分が囲まれていくと言う「気配」はしっかりと感じていました。2時間ほど経過し組み立てる残りのダンボールの先が見えてきてやっと周りの空間を見ることができました。


7時間

組み立て、施工あわせ7時間。私たちが表現したかった「素」の空間が完成しました。
完成時は日も沈み、ふんだんに日光を取り入れる会場もまた違った表情を見せていました。

私たちが表現したかった「素」の空間が完成


「素」の空間完成

翌日、商品を展示し、ディスプレイを行いました。
2日がかりでようやく、日本住居の広さやプロダクトの繊細なデザイン性など古くから人から人へと日本の中で受け継がれてきた要素をそれとなくちりばめた「素」の空間が完成しました。 素材を生かした空間構成は、プロダクトに新しい命を与えています。欧米の方が「それとなく見せる日本文化」を感じ取るのは正直難しいことだと思いましたが、あえて挑戦をしました。
後はお客様をお迎えするだけです。
続きは、次号で。

素材を生かした空間構成はプロダクトに新しい命を与えています



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